江戸川区とは東京都区東部にある東京23区の一区です。区の西端には中川・荒川が流れ、東部には東京湾から流れる江戸川が横断しています。
広大な土地面積と大規模の人口密度を誇る特別区のベッドタウンで、駅周辺には多くのマンション・アパートが立ち並びます。都内の中でも特に家賃・物価が安く、買い物施設や公共施設も豊富にそろっているので、子育て世帯から人気を集めています。
しかし同時に若年層のマナーの悪さや非行が指摘されることも多い地域で、特に人口密度が高い住宅地では窃盗犯罪が確認されています。
ただ、地域全体で防犯へ取り組んでいるおかげか、近年では低水準に落ち着きました。特に、明るい時間帯の安全は大きく改善されてきています。
交通アクセスに関してはエリアごとに大きく差があります。電車・バスの移動範囲が狭いなどの欠点を抱えるエリアもありますが、都心部への移動にこだわらないのであれば、とても暮らしやすい住宅エリアです。
江戸川区では、待機児童数の急増緩和を図り、さまざまな保育支援の取り組みを続けています。その最たるものが一時預かりで、江戸川区が制定する15園の認証保育所において、保育が必要な子どもの預かり対応が可能というサービスです。
他には、乳児養育の支援を目的とした支給金制度・乳児養育手当もあります。育児に専念しやすい環境が整えられています。
また駅周辺の商店街エリアには教育機関も数多くそろっています。学習環境も良好と言えます。
交通アクセス・治安などの不安はありますが、地域全体で子どもの見守りパトロールを強化しており、犯罪件数も減少傾向にあります。
このように、江戸川区は育児のための支援・取り組みに熱心です。子育て世帯にとって非常に住みやすい地域であると言えるでしょう。
子どもが未成年のファミリー世帯には、葛西駅・篠崎駅など、進学塾が集中しているエリアが人気です。また、小中学校も駅から徒歩数分のエリアに集中しており、通いやすいです。
ただ葛西駅・篠崎駅付近の住宅街などは道路のわりに大型車両が頻繁に通るため、交通事故に注意しましょう。交通安全活動の取り組みが進められていますが、小さい子どもの場合は親が見守ったり、交通安全について伝えたりすることも重要です。
地域による見守り・パトロールの体制強化によって、犯罪率は低下傾向にありますが、小学生・中学生の1人での登下校は少し不安です。
仮に、2世帯で住む場合には4DKの物件が必要だとしましょう。その場合、エリア差はありますが、家賃は平均15万円前後の価格帯となっています。
物価・周辺環境・福利厚生などの制度を考えると、2世帯住まいでも暮らしやすいエリアと言えます。娯楽施設が少ないという欠点はありますが、物資や経済的に困ることはありません。
住宅地に住む場合、幼い子どもの安全には気を配る必要があります。また、家族の生活変化に対応できるよう、なるべく交通アクセスの良いエリアを選ぶべきでしょう。
また犯罪発生率も気になるところです。特に多発している自転車盗や車上狙いには十分注意しましょう。
ここでは江戸川区の家族世帯向けの物件の一部をご紹介しています。
※掲載内容に関しまして2021年1月時点の情報となり、現在は取り扱い終了となっている可能性がございます。
参照元:LIFULL HOME'S / https://www.homes.co.jp/chintai/theme/15110/tokyo/edogawa-city/list/
参照元:LIFULL HOME'S / https://www.homes.co.jp/chintai/theme/15110/tokyo/edogawa-city/list/
参照元:エイブル / https://www.able.co.jp/tokyo/area/13123/list/family/
ファミリー向け物件については、周辺に「家族が暮らすうえで必要な施設が揃っているか」が重要なチェックポイントとなります。通勤や通学・買い物などの利便性がよいかどうか、保育園や幼稚園・学校などの教育機関へのアクセスはよいかどうか、体調不良の際に診てもらうことができる医療機関は近隣にあるかどうかなどをチェックしておきましょう。また、公園は同世代の子を持つ親同士のコミュニケーションの場にもなりますので、子どもが遊べる公園が近くにあるかどうかも気にしましょう。近いかどうかというよりも、目的の施設までのアクセスがしやすいかどうかで検討することをおすすめします。
対象となるエリアの行政サービスが充実しているかどうかも居住地選びでは重要です。待機児童が少ないかどうか、子育て支援策は充実しているかどうか、各種補助や支援制度で利用できそうなものはあるかどうかなどをチェックしましょう。また、最近では豪雨などによる被害を大きく受ける地域も多くなっていますので災害に強いかどうかも大切ですし、騒音なども含め治安が悪くないかという点も大切なチェックポイントです。中には住んでみなければ分からないようなものもありますので、口コミや評判を確認することもおすすめです。
子どものいる家では元気な声が響きわたりますので、特に集合住宅などでは防音性が重要です。また、賃貸物件を選ぶ場合には低層階、特に1階の物件がおすすめです。これは足音などの生活音からクレームになるのを避けられるという点と、荷物の出し入れなどで階段を昇り降りする必要がないことから負担を大きく減らせるためです。ただし、低層階の場合は大雨による浸水被害を受けることも考えられます。過去における周辺の被害状況なども確認し、対策も講じておくようにしましょう。
子どもが小さいうちは部屋数もそんなにいりませんし広くなくても大丈夫ですが、子どもが成長して大きくなるにつれ手狭に感じる可能性があります。そのため物件選びの際には3LDK以上の広めの間取りを選ぶことをおすすめします。部屋数が多ければ、子どもの成長に合わせて工夫しながらレイアウトを変更することが可能です。また、和室がある部屋も使い勝手がいいのでおすすめです。ごろ寝ができる点や転んでもケガしにくい点、下の階に音が響きにくい点などがメリットとして挙げられます。間取り・部屋数ももちろんですが、部屋の広さもある程度重要になってきます。ゆとりある部屋面積と収納スペースが十分にあるかどうかも注意して見ておきましょう。
江戸川区は世帯向けの環境が整備されている地域です。子育てに集中できる環境に住み替えたい世帯や、共働きで保育支援が必要な世帯などは、特に安心できる地域です。
また駅周辺の物件が多く価格帯も安いので、転勤などで家族と引っ越す必要がある世帯や、家族が増えたので広い部屋に引っ越したいという2世帯ファミリーにも適しています。
ベッドタウンの整備が推進されてきたために、家族向け物件もかなり増えました。条件に合った物件を探すことも難しくありません。ファミリー層の転居により適した地域と言えるでしょう。