東京都葛飾区の最南端に位置する新小岩駅は、JR東日本総武本線の快速線と中央・総武線各駅停車の2系統が停車する駅。1日当たりの平均乗車人数は2019年の調べで7万7000人(※)、総武本線のみの他路線との乗り換えがない駅としてはJR東日本の中でも多数を誇ります。
※参照元:JR東日本(https://www.jreast.co.jp/passenger/2019.html)
これと比例するかのように駅前には飲食店をはじめスーパーやコンビニ、昔ながらの商店街も広がっており、活気のある街並みを見ることができます。また新小岩には人気キャラクター・モンチッチでおなじみの「株式会社セキグチ」があるため、モンチッチの描かれたマンホールやモンチッチ公園など、街のいたるところでモンチッチのオブジェが配されているのも特徴的です。
駅から徒歩で10分以上離れると、駅前の雰囲気とは打って変わって戸建てを中心とした住宅街へと変わっていきます。
新小岩駅は快速と各駅停車の2路線が使えるため、東京駅や新宿駅などの都心へは乗り換えなしに20~30分で行けますし、千葉や神奈川へもアクセスしやすく非常に便利。交通の便が非常に良い割に比較的家賃相場が低いため、都心に通いやすいリーズナブルな賃貸物件を探している人にはお勧めのエリアです。
また駅周辺には多くの店舗が並んでいるため、買い物や外食で不便を感じることもありません。新小岩駅には北口と南口がありますが、特に店舗が多いのは南口側。こちらには全長420mにも及ぶ「ルミエール商店街」のほか、24時間営業の西友新小岩駅もあるので終電で帰っても食品や日常品の買い物に困ることはないでしょう。
北口にも業務用スーパーがあり、コンビニも駅半径500m以内に20件も点在しています。飲食店も豊富で、中でも居酒屋が多く立ち並んでいるため、お酒好きの人にとっては特に嬉しいエリアかもしれません。
駅前は賑やかで交通量も多いため、騒音や排気ガスが気になるかもしれません。特に北口はロータリーがないため車がギリギリまで入って来られるようになっており、これが原因でしばしば人身事故が起こります。出勤や帰宅時には人だかりができ、バスは定員割れで何本も待たなければならいことも。
また居酒屋が多いことは、通り抜けていかなければならない人にとってはデメリットになります。特に女性は不安を感じるかもしれません。
警視庁によると、2019年に新小岩で発生した犯罪は合計324件で、そのうちの246件が新小岩1丁目で起こっていますので、1丁目に住む人は防犯対策をしっかりとすることが重要です。
しかし新古薪3丁目や4丁目など他のエリアの犯罪発生率は比較的低く、「新小岩は治安が悪い」という噂を聞いて覚悟していた人が「意外に安全だった」と胸をなでおろすケースも珍しくないとのこと。歓楽街の雰囲気に不安を感じる人もいますが、街を歩く時間帯・住むエリアに気を付ければ比較的安全に過ごすことができそうです。
治安の良いエリアや防犯対策のしっかりとした物件などを選ぶには、実績ある不動産会社に相談することをおすすめします。
「駅北口前には飲み屋とパチンコ屋が2店舗あって何となく雰囲気が良くない」「外国人が多くてなんとなく不安を感じる」など漠然とした治安の悪さを感じる人もいるようですが、思ったよりは安全だったという意見も見られます。前述のことと合わせても、エリアの選定が重要なポイントと言えそうです。
一方、住みやすさの理由はアクセスが良いこと、日用品の買い出しや飲食店にも困らないことなどが挙げられていました。
新小岩駅から東京駅までは乗り換えなしで約15分、品川駅までなら約24分、新宿駅までは約35分です。また秋葉原や御茶ノ水も乗り換えなしで行くことができるため、職場が千葉県寄りにあるという人にとっても便利です。
ただし通勤ラッシュ時の混雑率は非常に高く、人身事故による遅延もたびたびあるため注意が必要です。