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マンション購入で後悔・失敗した理由

不動産物件は人生のなかでも、大きな買い物のひとつです。購入した後で「失敗した!」と思っても、なかなか簡単には買い替えられるものではありません。後悔しないためにも、マンションの購入前には、マンション購入で後悔・失敗した人の例から、傾向と対策を練っておくことが賢明です。

不動産購入者が後悔・失敗したと感じている理由とは

物件に関する後悔

生活動線が悪い

物件を見学した時点では気がつかず、実際に暮らしてみて分かることの筆頭が、生活動線の良し悪しです。例えばリビングから個室、個室からバス・トイレなど、頻繁に行き来する場所の移動がスムーズに行えないと、家事の効率も悪くなり、日々の生活でストレスが蓄積されてしまいます。物件を購入する際は、実際に生活する場合のイメージトレーニングを行ってみてください。

個室が足りない

昨今のコロナ禍によってテレワークスタイルが増えたことによるお悩みが、このケースです。書斎や個室のない物件を選んでしまったため、リビングの一角を仕事スペースに充てるというケースも多いとのこと。また、お子さんの人数や年齢も大きな要素になります。ご自身とご家族のライフプランをしっかり考慮して適した間取りを選ぶという観点が大切です。

駐車場や駐輪場が使いにくい

物件そのもののチェックはしっかり行っていたが、駐車場や駐輪場に関する確認をしっかり行っていなかったという声も多く聞かれます。例えばひと世帯あたり駐輪できる台数が限られていたり、2段式ラックで使いにくい駐輪場を割り当てられてしまった、狭くて車庫入れが難しい駐車場となってしまったなどの事例がありますので、事前にしっかりと確認すべきです。

周辺環境が悪い

例えば、物件を見学した昼間は落ち着いた雰囲気だったので決めたが、実際に入居してみると夜間人口の方が多く騒がしかったというケースや、物件見学が日曜だったので気が付かなかったが、平日は近隣の工場や商業施設などの騒音が大きかったといったことも多くあります。物件の周辺チェックは、複数の時間帯、曜日にまたがって行うべきです。

お金周りの後悔

住宅ローンの返済が想像よりきつい

物件購入にあたっては、当然ローンシュミレーションなども行い資金計画を立てたはずなのに、いざ返済が始まると返済に追われ生活がカツカツとなってしまうというパターンが多く聞かれます。根本的な原因として、分譲物件を購入するのは、賃貸物件に家賃を支払って暮らすのとは違う費用がかかるという意識が薄いということがあげられます。例えば以下のような費用が月々の返済にプラスされることを踏まえておくべきです。

修繕積立金が値上がりする

分譲マンション物件を購入する際に、必ずついて回るのがこの修繕積立金になります。もちろん事前に金額はチェックしているでしょうが、例えば近年の物価や人経費の高騰、建物の劣化速度が早まってしまったなどの要因で、値上がりするという事態も珍しくありません。

固定資産税がきつい

賃貸物件の場合には不要なため、固定資産税もつい疎かに考えてしまいがちです。また、マンションなら一戸建てよりも安いと高をくくってしまうパターンも多くあります。購入する物件の固定資産税が幾らかかるのか、しっかりと事前に確認しておくべきです。

専有部の修繕や設備の買い替えがきつい

賃貸住宅の場合、例えばガスコンロや給湯器などが故障したとしても、基本的には物件の大家さんが修理や交換費用を負担してくれます。対して購入したマンションの場合、それらの費用はすべて自前となるのが大きな違いです。

住宅金利の変動が怖い

住宅ローンの選び方についても、後から悔やんでしまうことが多くあります。とりわけ金利変動タイプを選んでいると、経済状況や世の中の情勢などの要因により、金利が大きく上昇するということも珍しくありません。目先の低金利に捕らわれず、固定金利タイプとどちらがよいか、慎重に判断すべきです。

人間関係で後悔

騒音(生活音など)

防音設備があるマンションだったとしても完全に音を遮ることは難しいため、生活音などの騒音によるトラブルが発生することがあります。トラブルにつながる生活音にはさまざまなものがありますが、特に多い例としては、子どもの足音が挙げられます。

音に関する感覚は人によって異なるため、自分では「これくらい大丈夫だろう」と考えている音が、周囲の人にとってストレスになっている可能性もあります。

駐車スペースが足りない

マンションの世帯数に対して駐車スペースが足りない場合、車を保有していても駐車できない住民が出てしまいます。この場合、他の人の駐車スペースに車を停めてしまい、トラブルになるといったケースがあります。駐車スペースが足りないという管理側の問題ももちろんありますが、自分の場所ではないところに駐車してしまう、という住民側のマナーの問題も原因といえるでしょう。

その他隣人トラブル(たばこのマナー・ペットのしつけ他)

例えば、室内でタバコを吸うと部屋の中ににおいがついてしまう、といった理由からベランダで吸う、というのはよく見るケースです。しかしこの場合は隣や階下に煙が行ってしまい、トラブルになることがあります。

また、ペットの飼育を可能としているマンションだったとしても、しつけがしっかりと行われていないためにトラブルが発生することも考えられます。このように、隣人トラブルはさまざまな部分で発生する可能性があります。

管理組合が大変

分譲マンションの住人で構成される管理組合の役割が思った位以上に大変だった、という声も。例えば「毎週末に会合がある」「会合で長時間拘束される」「専門外の作業を割り振られてしまい、仕事に影響している」などさまざまな例が考えられるでしょう。

周辺環境で後悔

周囲が明るくてまぶしい

物件の周りに飲食店があったり、大きなお店がある場合には、遅い時間まで看板のライトが点灯しており眩しい、と感じることもあります。周りに何もなく夜は真っ暗になるよりは良いと考える方もいるかもしれませんが、やはり夜は静かに過ごしたいもの。この明かりが気になって、家でリラックスできないと感じることもあるでしょう。この部分については、昼間だけではなく夜の周辺環境を確認しておくことが大切といえます。

人通りが多くうるさい

家の周りに人が集まるお店が多くある場合には、どうしても賑やかになってしまうため、騒音が気になるといったケースも考えられます。また、駅までの距離を重視して駅近くの物件を選んだ場合には、家の前を多くの人が行き交うためにうるさい、と感じられることもあるかもしれません。また駅から離れていても、車の音が気になることもあります。

静かな環境で過ごしたいと考える場合には、それぞれの時間で人通りがどれくらいあるのか、といった点を事前に確認しておくことがおすすめです。

災害の不安

マンションを購入した後、災害時の避難などについて不安を感じる方もいます。例えば高層階を選択した場合、災害発生時にはエレベーターが使えないため階段を使った避難が必要になります。また、マンション購入後にハザードマップを見て、実は災害のリスクが高い地域だったことを知ってしまったために不安を感じることもあるでしょう。

このようなケースを防ぐためには、やはり物件選びの際に災害時の想定もしておくことが大切です。

不動産選びで失敗しないためのポイント

ハザードマップで被災想定地域をチェック

日本は元々地震大国であり、首都圏ではいわゆる首都直下地震の可能性が指摘されています。また近年では大雨による洪水被害のリスクも懸念されており、とりわけ大小の河川に囲まれている江戸川区においては、決して他人事ではありません。

その一方で、不動産購入の際、物件所在地の災害リスクを前もって調べておくということには、考えが及んでいないというケースが多いというのが実情です。現在では各自治体がハザードマップを公開していますので、物件契約の前に、その立地の災害リスクをきちんとチェックしておくべきです。

資金計画は銀行と相談

多くの方にとって、不動産物件というのは人生で一番大きな買い物と言えるでしょう。しかしながら大雑把に資金計画を立ててしまい、後から後悔してしまうというパターンも、実に多くあります。とりわけ現在の収入やライフスタイルだけをベースに考えてしまい、お子さんの誕生や進学といったライフステージの変化によって必要となるお金について考慮が足りないということが起こりがちです。

「餅は餅屋」の諺の通り、不動産購入の資金計画については、銀行や信用金庫などの金融機関にしっかりと相談することが肝心です。とりわけ近年では、ライフプランニングの専門家であるファイナンシャルプランナーの資格を持つ方も多くいるので、臆さずしっかりと相談した上で、資金計画に助言したもらうことが大切です。

図面は隅々までチェック

そもそも不動産物件というものは、購入前に物件を内見した上で、実物をしっかりと確認するというのが原則です。しかし、お仕事やその他の理由で、内見をする時間が取れないという方も多いことでしょう。そうした場合は、それこそ図面を隅々までチェックすることが不可欠です。

例えば壁と壁との間の距離というものは図面で見ただけでは分かりにくく、実際の広さが図面上でイメージしていた感覚よりも狭いということが往々にして起こりがちです。同様に天井の高さに関しても、図面上に記載されている数値よりも、実物には低く感じるというパターンが多いというのが実情です。繰り返しになりますが物件購入の際は、可能な限り内見して実物をチェックすることがお勧めです。

周辺環境は地図だけでなく、現地視察でチェック

元々よく知っている地域であるという場合はさておき、物件購入の際には 周辺環境を地図だけでチェックするのではなく、実際に現地に足を運んで確認するということが重要です。

それこそ周辺にどんな施設があるのかといったことは地図でも分かりますが、物件が所在する街の雰囲気や、人通りの多さ、交通量の多さ、騒音の程度といったものは現場に行ってみた初めて分かるものです。とりわけ居住する物件購入に際しては、朝、昼、夜間、それぞれの時間ことに周辺環境がどう変わるかもチェックすることが望ましいと言えます。手間暇はかかりますが、物件購入後に「違った」と後悔するよりはマシ、と考えるべきです。