面積49.9 km²と、東京23区中4位の広さを誇る江戸川区。ベッドタウンの整備によって新築アパート・マンションも増え、土地取引も活発に行われています。
以下は江戸川区全体の地価相場です(2021年の公示地価)。
参照元:土地代データ / 江戸川区(https://tochidai.info/tokyo/edogawa/)
都心部近郊エリアの地価相場が200万~1000万の高額であること考えると、江戸川区の土地は非常に安価で取引されていると言えます。
そのためか、不動産業の人気も高く売地の数にも恵まれています。売地は主にJR総武本線「都営新宿線」などの主要路線からバスに乗り、降車後徒歩3~15分以内の住宅用地が多いです。
駅周辺エリアの土地や、アクセス環境に恵まれている土地などは競争率が高く、区内の土地相場でも160万円まで跳ね上がることもあります。
以下は実際にエリア別の地価相場比較です。各エリアの違いを比べてみて、どのような土地に需要が集まっているのかを知りましょう(2021年の公示地価)。
参照元:土地代データ / 江戸川区(https://tochidai.info/tokyo/edogawa/)
平井駅は商店街・繁華街などが少なく、閑散としている住宅地です。転居先としての需要もあまり高くなく、古い建物も多く残っている状態のため、他のエリアと比較してみると非常に安価で取引されています。
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家賃相場が安いためか、地価相場も全体的に安価なエリアです。ただ、駅が近くでアクセスの良い売地は価格が跳ね上がるなど、住所ごとの価格には大きな開きがあります。
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目前には葛西臨海公園、高架下には複合商業施設を備える駅がある葛西臨海公園駅エリア。建造物がそろっていてまとまった土地をとれず、他に便利な生活施設が少ないためか、比較的安い土地が多いです。
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中川・荒川が横切り、水や緑などの自然に恵まれていているエリアです。駅には都営新宿線の急行が停車します。移動に便利なエリアであるためか土地の需要も比較的高めです。
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商業施設が集中したにぎやかなエリアです。賃貸相場が安く暮らしやすいため、転居の需要も高いです。住宅が立ち並んでいて広い売地は少ないですが、その分安価な土地物件が多いです。
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江戸川区の中でも安いと言える土地相場のエリアです。閑静とした住宅地で、都心部へのアクセスに恵まれていますが、周辺の生活施設に乏しいのが難点です。
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江戸川に隣接する自然ゆたかなエリアです。都営地下鉄新宿線が通っているため、都心部へのアクセスも良好です。駅に近い土地物件は少ないですが、相場価格が安く需要も高めです。
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商店街の充実しているエリアです。ほどほどに広い売地が多く地価も安いですが、周囲に住宅が多いため、建物に面していることが多く、形の整った土地が少ないという欠点があります。
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買い物に困らない商店街エリアで、駅周辺には多数の住宅・店舗が並んでいます。葛西に比べて形のまとまった広い土地が多く、不動産的な需要も高いエリアであるためか、江戸川区の中でも高い地価となっています。
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商業施設が少ない閑静な住宅エリアです。周辺環境に恵まれていないためか、相場価格も安めですが、建物は少ないために面積の広い土地物件が多くそろっています。
参照元:土地代データ / 江戸川区(https://tochidai.info/tokyo/edogawa/)
商店街・繁華街などが少なく、閑散とした住宅地です。転居先としての需要もあまり高くなく、古い建物も多く残っている状態のため、非常に安価で取引されているのがわかります。
比較しても分かるように、エリアごとの価格差が非常に大きいです。環境・需要・治安などの要因もありますが、古い物件が数多く残っているエリアや、交通アクセスが不便なエリアなどは特に安い傾向が見られます。
また、住宅街・商店街などのエリアは建物に面してしまうため、形のまとまった土地物件が少なく、比較的安価な売地が多いです。さらに、駅周辺の好条件の土地物件はなかなか売り出されないので、希望条件に見合う売地を探すのはやや難しいでしょう。
しかし、子育て世帯の転居によって人口増加が続いていることもあり、住宅の需要は未だ上昇を続けています。「安く需要の高い土地を購入できる」ことが、江戸川区の土地物件のメリットと言えます。